URLとは?

以下に、URL(Uniform Resource Locator)について初心者向けにわかりやすく解説します。


URL入門ガイド

URLとは?

URL(Uniform Resource Locator) は、インターネット上のリソース(Webページ、画像、動画など)の住所のようなものです。 ブラウザのアドレスバーに入力することで、特定のリソースにアクセスできます。

たとえば、以下はGoogleのURLです。

https://www.google.com/

URLの構造

URLは、いくつかの部分で構成されています。それぞれの部分を分解して解説します。

例:

https://www.example.com:8080/path/to/page?query=example#section
部分説明

スキーム(プロトコル)

どの通信方式を使うかを指定します。通常はhttpまたはhttps

https://

ホスト(ドメイン名)

サーバー(Webサイト)の名前です。

www.example.com

ポート番号(省略可能)

通信に使うポートを指定します。多くの場合、省略されます(80http443httpsのデフォルト)。

:8080

パス(パス名)

サーバー上の特定のファイルやページの場所を指定します。

/path/to/page

クエリパラメータ

サーバーに送信する追加情報。キーと値の組み合わせで指定します。

?query=example

フラグメント(アンカー)

ページ内の特定の位置を指定します(特定のセクションに飛ぶために使われる)。

#section


URLの各部分の詳細

1. スキーム(プロトコル)

通信の種類を指定します。

  • http: 安全でない通常の通信(古いサイトで使用されることが多い)。

  • https: 暗号化された安全な通信(ほとんどの現代的なサイトで使用)。

例:

https://example.com  (安全な通信)
http://example.com   (安全でない通信)

2. ホスト(ドメイン名)

Webサイトの名前で、リソースがどこにあるかを指定します。

例:

www.google.com

ホストは、IPアドレス(例: 192.168.1.1)に変換されて通信が行われます。


3. ポート番号

特定のサービスが動作している番号を指定します。通常は省略されます。

  • 80: http用のデフォルトポート。

  • 443: https用のデフォルトポート。

例:

http://example.com:8080  (8080番ポートを指定)

4. パス(パス名)

サーバー上のどのファイルやページをリクエストするかを指定します。

例:

/about/contact

上記は、サイト内のcontactというページを指します。


5. クエリパラメータ

追加情報をサーバーに渡すための部分です。?で始まり、=でキーと値を指定します。

例:

https://example.com/search?q=javascript&lang=ja
  • q=javascript: 検索キーワードがjavascript

  • lang=ja: 言語が日本語


6. フラグメント(アンカー)

ページ内の特定の場所を指します。#で始まります。

例:

https://example.com/docs#section3

section3というセクションに移動します。


URLの実際の使い方

1. ブラウザでURLを入力

ブラウザのアドレスバーにURLを入力すると、そのリソースにアクセスできます。

例:

https://www.google.com

2. リンク

HTMLでリンクを作るとき、href属性にURLを指定します。

例:

<a href="https://www.example.com">Exampleへ移動</a>

3. 画像やリソースの指定

Webページ内で画像やCSSファイルなどを指定する場合もURLを使用します。

例:

<img src="https://via.placeholder.com/150" alt="サンプル画像">

URLの種類

  1. 絶対URL サイト全体の住所を含むURLです。 例: https://www.example.com/page

  2. 相対URL 現在のページを基準にした簡略化されたURLです。 例: /page(同じサイト内で使用)


よくある疑問

Q: wwwは必ず必要?

いいえ。wwwはサブドメインであり、省略可能な場合があります。たとえば、https://example.comhttps://www.example.comは同じサイトを指すことがあります。

Q: HTTPSのほうが良い?

はい。httpsは暗号化されており、セキュリティが向上しています。特に個人情報を扱う場合は必須です。


簡単な練習問題

以下のURLを分解して、それぞれの部分を確認してみましょう。

https://www.shop.com/products?id=1234&ref=google#details
  1. プロトコル: https

  2. ホスト: www.shop.com

  3. パス: /products

  4. クエリパラメータ: id=1234, ref=google

  5. フラグメント: details


次に進むには?

URLについて理解したら、次は以下を学ぶと役立ちます。

  1. DNS(ドメイン名システム): URLをIPアドレスに変換する仕組み。

  2. REST API: URLを使ってデータを取得・送信する方法。

URLを正しく理解して、インターネットをもっと便利に使いこなしましょう! 😊

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