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JSON Scalable Database (JSDB) API

JSON Scalable Database (JSDB) は、クエリパラメータ key で指定したJSONDBに対してデータの読み込み、追加、更新、削除を行うAPIです。各操作は action パラメータによって指定され、レスポンスはJSON形式で返されます。

以下は「JSON Scalable Database (JSDB)」の利用用途についての説明です。


JSON Scalable Database (JSDB) 利用用途

JSON Scalable Database (JSDB) は、軽量でシンプルなAPIインターフェースを通じてデータの読み書きを行いたい場合に最適なツールです。以下のような用途でご利用いただけます。

  1. 小規模データベースの代替 小規模なデータセットをJSON形式で管理する場合、データベースサーバーやその設定を必要とせず、JSDBを用いることで、シンプルに読み書き操作を行うことが可能です。

  2. 迅速なプロトタイピング アプリケーション開発の初期段階や試作において、ユーザーデータ、設定データ、ログなどの読み書き操作をJSDBで素早く実装でき、フロントエンドやバックエンドのテストを効率的に進められます。

  3. JSONデータの動的管理 APIによりJSONデータを追加、更新、削除できるため、ファイルを手動で編集することなく、クエリによる自動化されたデータ操作を実現します。特定IDのデータ検索や部分的なデータ更新も可能であり、柔軟なデータ管理をサポートします。

  4. データ共有 複数のアプリケーション間でJSONデータの同期が必要な場合や、クラウド環境でのデータ共有に役立ちます。JSDBを用いてJSONファイルのデータを簡単に取得し、他のシステムやサービスと連携させることが可能です。

  5. 教育目的のデータストレージ 学習管理システム(LMS)やその他の教育アプリケーションにおいて、学生情報、成績データ、課題データなどの情報を一時的に保存するためのストレージとして利用可能です。

このように、JSON Scalable Database (JSDB) は、データベースやバックエンドサーバーの導入が不要な軽量アプリケーションでのデータ管理や、アジャイルな開発のための仮データベースとして広く活用することができます。

APIキーを利用すると自動的にAPIキーに紐づけられたDBが生成されます。

エンドポイント

https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb

パラメータ

パラメータ
必須
説明

key

はい

APIキー(JSONデータベースのIDとなります。)

action

いいえ

実行する操作の種類。read (デフォルト)、addupdatedelete から選択

id

いいえ

更新や削除時に使用するデータID。read の場合に指定すると特定のデータのみ返却

data

いいえ

追加や更新時に使用するJSON形式のデータ

操作一覧

1. 読み込み (read)

JSONファイル全体、または特定のIDのデータを取得します。

  • リクエスト例:

    GET https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=example&action=read
    GET https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=example&action=read&id=1
  • レスポンス例:

    [
      {"id": 0, "name": "Alice", "age": 25},
      {"id": 1, "name": "Bob", "age": 30}
    ]

    または、IDが指定された場合:

    {"id": 1, "name": "Bob", "age": 30}

2. 追加 (add)

新しいデータをJSONファイルに追加します。

  • リクエスト例:

    GET https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=example&action=add&data={"name":"Charlie","age":28}
  • レスポンス例:

    {"success": "Data added successfully."}

3. 更新 (update)

指定したIDのデータを新しいデータで更新します。

  • リクエスト例:

    GET https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=example&action=update&id=1&data={"name":"Bob","age":32}
  • レスポンス例:

    {"success": "Data updated successfully."}

4. 削除 (delete)

指定したIDのデータを削除します。

  • リクエスト例:

    GET https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=example&action=delete&id=1
  • レスポンス例:

    {"success": "Data deleted successfully."}

エラーレスポンス

  • パラメータが不足している、または無効な場合は、以下のようにエラーメッセージが返されます。

{"error": "Key parameter is missing."}
{"error": "Invalid URL."}
{"error": "ID or data missing for update."}
{"error": "Data not found."}

サンプルコード

PHPコードサンプル

1. JSONファイルから全データを取得する

<?php
$response = file_get_contents('https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=mydatabase&action=read');
$data = json_decode($response, true);
print_r($data);

2. 新しいデータを追加する

$newData = json_encode(["name" => "John", "age" => 29]);
$response = file_get_contents("https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=mydatabase&action=add&data=" . urlencode($newData));
echo $response;

3. 特定のデータを更新する

$updateData = json_encode(["name" => "Alice", "age" => 26]);
$response = file_get_contents("https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=mydatabase&action=update&id=0&data=" . urlencode($updateData));
echo $response;

4. データを削除する

$response = file_get_contents("https://events-front.mixeder.net/v2/jsdb?key=mydatabase&action=delete&id=0");
echo $response;

注意点

  • keyパラメータには、JSONファイル名を指定しますが、.json拡張子は不要です。

  • dataパラメータに渡すデータはJSON文字列にエンコードしてから、URLエンコードします。


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